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Channel: 考えごとの家日記。
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まちトークvol.2 「建築から考える地方都市米子の将来像」藤村龍至さん

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もう3ヶ月前の記事です。
9月末に若手建築家で発言力のある藤村龍至さんにお越しいただきました。
前半は日本のマクロな話で、列島改造論2.0から話がスタートし、今の日本はJR大阪駅などJRによるステーションシティが核となっていることから、道州制とJRの管轄がリンクしていくのでは。また福島原発、埼玉、浜松、沖縄、アジア諸国を南西45度で結ぶ「問いの軸」として今後の日本の重要な軸線が提言されました。
30分ほどの短い時間にあまりにマクロで、今まであまり意識していなかった視点での話に、みなさんかなり放心状態。田中角栄が日本で最初の建築家(1級建築士第一号?)という話からはじまったこともあり、将来の田中角栄2.0になられるのではと思いました。
また後半はミクロな話として、東洋大学での製図課題で鶴ケ島市の公共建築を考えるため、行政と市民参加による密度高い設計教育の取り組みを紹介いただきました。この4月から半年の取り組みでちょうどまとめのシンポジウムを一週間前に終えたばかり。よくこのお忙しい方が米子に来てくださいました。鶴ケ島プロジェクトは以前からHP等でも見ていて、なんと密度高い設計教育かと驚愕していました。学生たちはさぞ鍛えられたことでしょう。建築家教育だけではない方向性も考えさせられました。
その後トークセッションは質問で時間を食ったこともあり、あまり建設的な議論には発展しませんでした。
ともあれ、貴重なお話伺い、充実した時間でした。また、質問の答えなど、毎回「ご質問ありがとうございます」と丁寧な対応で、大胆な発言とはうらはらに大変好感のもてる方でした。
ありがとうございました。

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